株式会社ユーディージャパン

人材教育・出版・ユニバーサル環境の推進

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マイクロソフト株式会社の“Windmillプロジェクト”

マイクロソフトでは、2007年からWindmillプロジェクトが始まりました。 Windmillプロジェクトとは、障がい者雇用への社内理解を促進する『Communicationトレーニング』と、障がいを持つ人のITスキルアップを支援する『ITラーニングプログラム』の2つから成るプロジェクトです。 マイクロソフト内の障がい者雇用の促進と共に、障がいを持つ人の能力発揮のための社会的支援プロジェクトでもあります。 UDジャパンでは、Communicationトレーニングの企画・運営と、ITラーニングの受講生をサポートするクラス担任・イベントの企画などをお手伝いさせていただいております。

Communicationトレーニング

障がい者を受け入れる現場のマネージャ・社員へ向けての研修。 企業としての社会的責任を果たし、障がい者雇用を促進する為の意識改革として、障がい者雇用の実態や事例を学び、さらに、さまざまな障がいを持つ講師とコミュニケーションすることで理解を深めます。

対象者 マイクロソフト社員
講師 8名
研修期間 半日

研修内容

  1. いまなぜダイバシティが重要なのか(講義)
    ダイバシティが社会的に求められていることの施策や事例の講義。
  2. ダイバシティコミュニケーション
    音の部屋(聴覚障がいを知る部屋)、光の部屋(視覚障がいを知る部屋)、動きの部屋(肢体不自由を知る部屋)、体験の部屋(サポートの実習を学ぶ部屋)に分かれ、グループごとにローテーションで部屋を回り、部屋の主人である障がい者の話を聴く。
  3. コミュニケーションパーティ
    フリーコミュニケーションタイム。軽食を取りながら、研修で学んだサポートを実践し、親交を深める。

特徴と効果

  • 初めの講義「いまなぜダイバシティが重要なのか」により、現在の社会的な潮流という広い視点から、障がい者雇用の重要性を理解したうえで、グループワークに移行します。
  • ダイバシティコミュニケーションは、少人数グループ(5〜10人)で行います。その為、講師と受講者がより深くコミュニケーションすることが可能です。
  • ダイバシティコミュニケーションでは、それぞれ聴覚障がい、視覚障がい、肢体不自由のある講師が、仕事の話や、PC実演、仕事やコミュニケーションに役立つさまざまなアイテムの紹介などを行います。受講者は障がいのある人と身近にコミュニケーションし、彼らの知恵と工夫を具体的に知ることができます。

研修風景

写真1:音の部屋
写真1:音の部屋。
聴覚に障がいのある講師が、手話やPCを使って来訪者とコミュニケーションしている様子。
写真2:光の部屋
写真2:光の部屋。
全盲の講師がPC操作をしている様子を集中して見つめる来訪者。講師はプログラマーでもある。
写真3:体験の部屋
写真3:体験の部屋。
車いすのサポート方法を演習している様子。視覚障がい者の誘導方法、聴覚障がい者とのコミュニケーション方法などの実技。

ITラーニングプログラム

1年間、障がい者を契約社員として雇用し、IT業界で活躍できるスペシャリストを育成する為のプログラム。ITの基礎講座から、基本的なプログラミング学習、そしてMCP(マイクロソフト認定プロフェッショナル)の資格取得へ向けた専門的トレーニングを行います。

UDジャパンは、そこで採用され研修を受ける障がい者のみなさんのクラス担任として、バスでの送迎時のサポートから講義の終了まで付き添うほか、講義の進捗状況や体調管理に至るまで、受講生のみなさんをサポートしています。また、野外でのコミュニケーションイベントなどの企画も随時行っています。

Windmill プロジェクトの思い

風ぐるま(Windmill)は多くのはねが中心の留め金でとまり、風を受けて動いています。障がい者・健常者にかかわらずマイクロソフトで働く社員一人ひとりがひとつひとつのはねとなり、マイクロソフトという留め金が中心となってさらなる風(カルチャー)を起こしていこう!Windmill プロジェクトにはそんな思いが込められています。

プロジェクトの発起人である、マイクロソフト人事本部、木原暁子氏が命名し、マイクロソフト内に新しい風を起こしています。

アンケートの言葉

  • 障がいを持ちながら働いている方と、お話しできたのが良い気づきとなった。生活のアイデアや、仕事で心がけていることを知り、理解が深まりました。
  • 障がいの有無にかかわらず、自分のやりたいことをするノーマライゼーションの考え方が重要であることを知った。
  • 多様性が理解できました。また障がいのある方にもいろいろな人がいて、全ての人が求めていることが異なることを理解できました。
  • 視覚障がいのある講師のPCオペレーション、点字モニターのデモ、さまざまなPC操作方法の実演が良かった。
  • ITのテクノロジーが障がい者と共に働く機会を無限に広げていけるチャンスとその重要性を改めて認識できた。
  • 将来はITを通じて障がい者が働きやすい環境をつくりたい。
  • 障がいの方が働く時のコミュニケーションの取り方、少しの思いやりでお互いの幅が広がるような気がしました。
  • 会社側からこのような機会を設けてくれたことに感謝しています。
  • 是非全社員にトレーニングしてほしい。
  • “違い”は機会である!