株式会社ユーディージャパン

人材教育・出版・ユニバーサル環境の推進

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手話でダイビングを楽しもう 見本用テキストデータ

視覚障がい者のためのテキストデータです。一部ですがご紹介いたします。本書をご購入していただいた方でご希望の方に、本書すべてのテキストデータのCDを添付しております。ご注文時にCD希望とお知らせください。

以下、見本用一部抜粋テキストデータです。

1ページ。 はじめに
私たちUDN(ユニバーサル、ダイビング、ネットワークの略)が、この本を制作しようと思いたってから、6年の月日が必要でした。UDNの前身は、さまざまな障がいを持つダイバーと、それを応援するダイバーのサークルでした。
初代表には故、須永篤史(享年29 歳)を中心としたダイバーが集まり、「自分たちの手で、もっと障がい者ダイビングをメジャーにしよう」「もっと海辺の環境を改善しよう」という気持ちでさまざまなバリアフリー活動を展開してきました。
その活動のひとつとして、現在でも行っている手話の勉強会がありました。勉強会をしながら感じたことは、一般的な手話は本やビデオなどで覚えることは可能でも、私たちが楽しんでいるダイビングの世界には、専門的な手話が少ないということでした。ほとんどは※指文字で表現していましたが、水中でグローブをつけた指で、なおかつ視界があまり良くないときには、見て理解することが困難でした。
そうした過程をふまえて、何か効果的な方法はないかとサークル内で話し合いを重ねたときに、自分たちで手話を作ることを決断しました。
2004年1月にNPO法人としての認可を受け、新たにユニバーサル、ダイビング、ネットワークとして、今日までに蓄積したノウハウをもとにこの本を出版いたします。
現在手話を使われている方にも、少しでもこの本が役に立てばよいと考えています。また、全く手話を使われこめじるし、指文字とは手の指を使って、 五十音を一文字ずつ表したもの。
はじめに、終わり。1ぺーじ終わり。

まる、9ページ。「ダイビングの手話をつくりました」本文はじめ。
オクトパス、ドライスーツ、レギュレーター……ダイビングに少しでもふれたことがある人なら、だれでも知っている用語です。でも、これらの手話はありません。
「くじら」や「イルカ」を表す手話はあっても、珊瑚、カクレクマノミ、エイなど、まだまだ多くの海中生物を表す手話がありません。「魚」の手話で表すか、指文字で「サ」「ン」「ゴ」などと一文字ずつ表しています。
ダイビングのいろいろなことを表す手話がもっとあったら、だれもが聞こえにくくなる海の中で、より自由に思いを伝えられるのではないでしょうか。
手話は、みんなに便利でやさしく、大きな可能性を秘めたコミュニケーション方法です。
本書では、手話を使ったダイビングスタイルをめざし、みんなで使える新しい手話を提案いたします。
この本で、あなたのダイビングが、より楽しく安全なものになることを願っています。
こめじるし、文中で紹介する手話で、新しくこの本で作ったものや、私たちのグループの中ですでに使っている手話には印をつけています。提案ですので、「もっといい表現がある」、「もうずっと前から自分たちではこんな表現をしている」、という場合は、そちらを優先してください。
本文終わり。9ページ、終わり。

まる、10ページから11ページ。「ユニバーサル手話って?」本文はじめ。
『ユニバーサルデザイン』という言葉をご存じですか? ユニバーサルデザインとは、すべての人が、年齢や障がいの有無にかかわらず一緒に使える、安全で快適な「もの」「建物」「空間」「サービス」をデザインするという考え方です。
単に「もの」の形を表現するデザインだけでなく、人の生き方そのものをデザインしていくという意味でもあります。

ユニバーサル手話は、ユニバーサルデザインの考え方を基本としています。手話は、耳が聞こえない人の大切な言葉であることを尊重しながら、手話の伝える力の強さに着目しました。
すべての人が、障がいの有無にかかわらず、手話と出会い、よりよいコミュニケーションをデザインしていく手話を、ユニバーサル手話と位置づけました。
聞こえる人にとっても、手話が表現手段の一つになったら、より豊かなコミュニケーションがうまれるのではないでしょうか。聞こえない人とも手話で話せるし、聞こえない人にとっても、手話で話せる人が増えると、生活しやすい社会となります。
聞こえない人とのコミュニケーション=手話 がすべてではありませんが、コミュニケーションの幅が広がるのではないでしょうか。
この本は、だれもが手話で話せるユニバーサルな環境をめざしています。
いくつかのユニバーサルデザイン商品が、イラストで説明されています。
1、プルトップの点字。アルミ缶のプルトップに点字で「お酒」と書かれています。イラストは、ビールの缶のふたの部分が点字でぽちぽちしているものです。
2、シャンプーのギザギザ。リンスと区別するために、シャンプーの容器の横はギザギザしています。イラストは、シャンプーとリンスと書かれた2つの容器が並んでいて、シャンプーの横だけぽちぽちがついています。
3、携帯電話。バイブレーター機能やメールが完備され、5のボタンの上には丸いポッチがついています。イラストは、折り畳み式の携帯電話を開いているイラストです。
4、プリペイドカードの切り欠き。さわるだけでカードの種類や差し込む方向がわかります。イラストは、2枚のカードが並んでいます。1枚は、三角の切り欠きが3つ入ったパスネット、もう1枚は、まるい切り欠きが、少し間をおいて2つ入ったテレフォンカードです。
10ページから11ページおわり。