株式会社ユーディージャパン

人材教育・出版・ユニバーサル環境の推進

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0歳からの手話 見本用テキストデータ

視覚障がい者のためのテキストデータです。一部ですがご紹介いたします。本書をご購入していただいた方でご希望の方に、本書すべてのテキストデータのCDを添付しております。ご注文時にCD希望とお知らせください。

以下、見本用一部抜粋テキストデータです。

タイトル
ユニバーサルシリーズ1 0歳からの手話 編著 UDジャパン

表紙のイラスト説明
ピンクがかった黄色の紙に、緑と青の丸い地球のイラストが描かれている。その表面には、家と人々が立っている。片手をあげる人、車いすに乗った人、手と手をつないだ人、走る人、みんな笑顔。地球の周りを横切るようにして、機体に「U」と書かれた飛行機、ユニバーサル号が人を乗せて飛んでいる。
表紙の説明終わり

帯の文章
前面
こんなに手がむずむず、動かしたくなってくる本なんてはじめて
手話ってこんなに素晴らしく、無限の可能性を秘めた言葉なんだ!
裏面
自分の子どもには、外国語も大切だけど、身近にいるどんな人とでもコミュニケーションできる、そんな人間に育ってほしいと思う。そして、そんな子どもたちがふえたら、世の中は、きっといまよりもっとぬくもりのある社会になると思う。この本は、そんなことを教えてくれる。
伝えるって楽しい。伝わるって嬉しい。伝えあうってあたたかい。目と目をあわせて思いを伝えあうことの大切さを、思い出させてくれます。
いい人にいい本を書いてもらったと、こころから思います。
松森果林
帯の文章終わり

以下、本文第1部はじまり

P1
本扉
ユニバーサル手話シリーズ 0歳からの手話
本扉終わり

P2〜3
「詩」
あったかい壁に包まれた、やさしいリズムのここちよい部屋から突然ほうりだされた。せまい道をとおって苦しくて痛くて、そしてまぶしくて。赤ちゃん0歳。わけがわからない不安でいっぱい。
ものすごい力をふりしぼって、やっと出会えた。なのに体から離れたとたん不安になった。
「かわいいはずなのに、かわいいと思えないときがある。私だけ?」
「ねむくて、つらくてしかたない」
「どうして泣きやんでくれないの?」
10ヵ月ずっと一緒にいたのに、赤ちゃんの気持ちがわからない。お母さんも不安でいっぱい。
「伝えたい」
お母さんがリラックスしているときは、なんだかうれしい。おっぱいを飲みながら、ずっとお母さんを見てる。
  「わかりたい」
どうしてさっきはずっと泣いてたの? どうしていま笑ってくれたの? 
    言葉にならない赤ちゃんの気持ちが伝わったら……
きっと、もっと深く心が近づいて、未来がぱぁっと光ると思うのです。手話でコミュニケーション、ゆっくり楽しくはじめてみませんか?
「詩」終わり

P4〜5
「はじめに」
0歳から手話ってどういうこと?
  手話って聞こえない人の言葉じゃないの?
そう、手話は聞こえない人の言葉です。そして手話は、手の動き、表情でいっぱい気持ちを伝える言葉です。
  0歳の赤ちゃんはどうでしょうか? おなかが空いたとき、ねむたいとき、だっこしてほしいとき、伝えたい気持ちはたくさんあるのに、言葉が話せないから泣くしかない。育児奮闘中で毎日忙しく過ごしているお母さんにとっては、涙の理由を見つけるのは大変なことです。
赤ちゃんのじたばたが「おっぱい」「ねむたい」と手話になって伝われば、どんなに豊かなコミュニケーションが生まれるでしょう。
「忙しいときに泣くから、イライラしてしまう」
「やさしくしているのに、そっ気なくされる」
「子どものことがわからない」
育児の大変さにともなうこんなストレスも、少しやわらぐのではないでしょうか?
手話と出会ったあなたとお子さんの世界の広がりにワクワクしませんか?
  体と表情をふんだんに使って伝える手話は、言葉を話すより先に覚えることができ、話しはじめるより前から使えるコミュニケーション手段です。伝えることに興味をもった赤ちゃんは、話すことや書くことにも興味をもつといいます。伝わるうれしさが、赤ちゃんの好奇心を引き出すのではないでしょうか?
  そんな子どもが成長したとき「聞こえない人と会っても、手話ができないから話せない」という壁はありません。小さなときから自然に手話と触れあうことで、「手話はちょっとわかるだけだけど、他にも伝える方法はあるし、なによりこの人と話したい!」と自分の気持ちに素直なコミュニケーションができるのではないでしょうか? 壁がない、それは心の壁のことでもあると思うのです。
  その子がもっと成長して高齢になって、耳が聞こえにくくなったとしても、手話でコミュニケーションできます。皆にやさしいことは、自分にもやさしさとなってかえってきます。
  このものすごい可能性を秘めた手話を、聞こえない人だけの言葉と限定してしまうのではなく、聞こえない人も、聞こえる人も、みんなで話せるユニバーサルな手話にしたい! ユニバーサル手話があたりまえになる将来を夢みて、この本を創りました。 
  あなたが手話を大好きになって、手話の輪が広がったら、なんてすてきでしょう。
「はじめに」終わり

P6〜8
「目次」
省略させていただきます

P9
「見つめあう育児を手話と一緒に楽しんでください!」
子どもが朝出かけようとして、家族に「いってきまーす」と言ったときを想像してみてください。
お父さんは新聞やテレビから目を離さず、「いってらっしゃい」とつぶやいたとします。お母さんは朝食のパンが口いっぱいに入っていてしゃべれなくて、でもにっこり笑顔で『いってらっしゃい』と心を込めて手を振ったとします。
お父さんとお母さん、どちらの気持ちがうれしいでしょう? もちろん笑顔で手を振ってくれたお母さんですよね。
実は、「いってらっしゃい」という「音」で表現される言葉には、たった7%しか伝えたい思いを伝える力がないという研究発表があります。その「音」に、目をあわせる、表情をつける、しぐさをそえるなど厚みをつけて、はじめて会話となってくるのです。
口から発する「音」はなくても、表情と手の動きで気持ちを伝える手話は、あふれるほどの力に満ちた言葉です。
大切なのは、見つめあうこと。手話をしながら相手の表情や手の動きを見つめるとき、お互いの気持ちは向かいあっています。
 0歳から自然に手話とふれあうことで、お母さんやお父さんと自然に見つめあうことができます。その見つめあいは親子の絆を深め、人とまっすぐ向かいあう力、人の気持ちを感じとれるやわらかな心を育てます。
「見つめあう育児を手話と一緒に楽しんでください!」終わり

P10〜11
「コミュニケーションサークル どうやってはじめるの?」
はじめての手話コミュニケーション。はやる気持ちをおさえて、6つの基本を知ってください。見つめあう時間を大切に、手話とふれあってください。
1、注目を集める
子どもにふれたり声をかけたりして、自分に注目させてください。目と目があったら、手話コミュニケーションのはじまりです!
2、手話で話しかける
たとえば「おいしい」なら、「おいしいね!」と、言葉やおいしそうな表情と一緒にあらわしてください。
3、子どもに注目
子どもが手や体を少しでもむずむずさせたら、それには意味があると信じて見のがさないでください。それに似ている手話や、「こういっているのかな?」と思う言葉を、正しい表現で「そう○○だよ」と、くりかえしてください。
4、ほめる
子どもが手話や身ぶりでなにかを伝えてきたら、いっぱいほめてあげてください。伝わったときのうれしさを、一緒に喜ぶことが一番の目的です。
5、くりかえす
同じ場面で同じ表現をくりかえしてください。そうすると、言葉と一緒に動きの意味を自然に理解していきます。子どもの反応がなくても、あせらず、あきらめず、続けて下さい。
6、楽しむ
自分も手話と出会っているときです。子どもと一緒に手話とふれあって、楽しんでください。
くり返し、1へいく。
「コミュニケーションサークル どうやってはじめるの?」終わり

P12〜13
扉「いざ、手話の世界へ」
ここからは、日常生活でなじみの深い言葉をいくつかご紹介します。ぜひ、会話に取り入れ、コミュニケーションを楽しんで下さい。
扉「いざ、手話の世界へ」終わり

P14
コラム「表現は利き手で」
この本のイラストでは右手が主となっていますが、時代、人種、文明を問わず世の中の10%の人は左利きだといわれています。片手の動作を左利きの人は左で、右利きの人は右手で行ってください。もちろん、利き手にこだわらず自分のやりやすいほうの手で表現するのが一番です。
コラム「表現は利き手で」終わり

P15
コラム「2つの動作をつなげる手話」
「おはよう」や「こんにちは」のように、2つの動作や単語をつなげて1つの意味になる言葉が手話にはたくさんあります。
コラム「2つの動作をつなげる手話」終わり

P16
コラム「お気に入りを見つけてください」
「ただいま!」「帰ったよ」「おーい」。家についたとき、あなたは何て言いますか?  同じような意味をもつ日本語はたくさんあります。それは手話も同じです。お気に入りの表現を見つけてください。
コラム「お気に入りを見つけてください」終わり